Cognitive Surplus


Clay Shirky

インターネットによって世界中の人類が繋がった結果、個人の余暇の集合体という新たな”資源”が誕生しました。

1950年代にテレビが登場してから、先進国での人類の3大活動は労働、睡眠、そしてテレビとなり社会に大きな影響を与えてきました。その影響はどちらかと言うとネガティブなものが多く、人付き合いの時間が減少した原因などとされています。テレビは情報の一方通行に過ぎませんでした。

そして2010年、インターネット人口は20億人を超えようとしています。双方向のコミュニケーション手段により、人々の暇つぶし時間が大きな塊として意味のあるものとなって来ました。ご存知Wikipediaからケニアの暴力告発サイトUshahidi.comまで、素人集団が大きな影響を及ぼすようになっています。

今さら、そんなの当たり前でしょ?と思った方。その通り。素人集団のコミュニティが結びつきながら社会に大きな影響を与えることが出来るわけです。閉塞感漂う日本で今すべきことは、政党を作ることより素人集団のコミュニティを結び付けて大きなうねりを作ることではないでしょうか?