キンドルストア ドイツにオープン

4月21日にドイツのキンドルストアがオープンしました。
http://www.thebookseller.com/news/amazon-launches-german-kindle-store-fixed-prices.html
英語の次はスペイン語と思っていたので、なぜドイツ?と思い調べてみました。
<言語別人口>http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_languages_by_number_of_native_speakers
1位 中国語
2位 スペイン語
3位 英語
4位 ヒンディ-ウルドゥ語
5位 アラビア語
6位 ベンガル語
7位 ポルトガル語
8位 ロシア語
9位 日本語
10位パンジャビ語
11位ドイツ語

<年間新刊数>http://en.wikipedia.org/wiki/Books_published_per_country_per_year
1位 米国
2位 英国
3位 中国
4位 ロシア
5位 ドイツ
6位 スペイン
7位 インド
8位 日本
9位 イラン
10位台湾

人口ではスペイン語の方がドイツ語より多いですが、新刊の数ではスペイン語を上回っています。しかもGDPを考慮すれば、債務に苦しむスペインよりドイツの方が電子書籍が売れそうではあります。
また中国やロシアは人口も多く新刊も多いですが、旧東側諸国でありビジネスしづらそう、またGDPも人口当たりではまだまだ低い等の要因で様子見というところでしょうか。
気になるドイツの次は?人口、新刊数、GDPから見ると日本が妥当なところですが、既にSONY他が参入しており、著作権もいろいろうるさそうだし客も細かい国に苦労してまで参入するメリットがどの程度あるのか?がポイントとなるでしょう。
個人的には和書はスマートフォンやi-padで、洋書はキンドルのように当面は棲み分けが出来るのではないかと思います。その後は、スマホやi-padに集約されてしまうのか?キンドルがニッチながらも地位を築けるのか?興味深いところです。