Think and Grow Rich


Napoleon Hill

初版は1937年のこの本、遅れ馳せながら読んでみました。
財を成した人物に共通する特徴から、豊かな人生のための13のステップを導き出しています。印象に残ったものを挙げると、
・蓄財への強い欲求、お金を意識すれば向こうから寄って来る
・あきらめない、あと一歩の踏ん張りが大切
・まずアイディアありき、そしてそれを実行に移す計画も重要
・宇宙の波動を引き寄せる
・常に知識を吸収する、人生常に勉強です
・40から60歳が最も創造的な仕事が出来る。アラフォー世代を勇気付けてくれる言葉です
・第6感で閃きをキャッチする
・恐怖心の克服、貧困とは心理状態に過ぎない
といったところです。見ての通り“心”あるいは“気持ち”に関する項目がほとんどです。特に貧困とは心理状態という表現は、バブル崩壊後の失われた10〜20年にも当てはまるように思えます。超高齢化社会という未体験ゾーンへ向かう中で、健康不安、貧困への恐怖、死への恐怖などが絡み合い恐怖心を増幅していったのかもしれません。

ところでこの本は累計で1500万部以上売れたとのこと、やはり洋書は市場規模の桁が違います。