Executive Toughness


Jason Selk

セントルイス カーディナルスのメンタルトレーニング他、数々のチーム/企業でメンタルトレーニングを実施してきた著者によるビジネスマンのためのメンタル強化本。
著者が師と仰ぐ伝説のUCLAバスケットボールコーチJohn Woodenは90歳代で10冊以上のベストセラーを出しており、これに刺激を受けこの本を出すに至ったとのこと。高齢化というと社会の負担が増える点ばかりクローズアップされているきらいがありますが、人によっては知的生産活動で十分世に貢献することも可能です。
さて、本の内容に戻りますが、エグゼクティブタフネスのカギとなるのはAccountability、Focus、Optimismの3つです。
まずはメンタルタフネスの基礎として(1)目的を明確にし、(2)なりたい自分をビジュアル化することが重要です。
次に3つのキーについてですが、Accountabilityは①プロダクトゴール(1年以内に達成したい目標)とプロセスゴール(目標達成のための日々の行動)の設定、②優先順位づけ、③サクセス日記をつけて日々の評価から成ります。
Focusについては、①目覚めの状態をコントロール、②話す内容を事前に準備/練習、③100秒のメンタルトレーニングの実施、Optimismについては、①問題でなく解決策にフォーカス、②やると決めたらやり抜くの2点です。
サクセスを阻む障害は外部にあるのではなく、自分の内部にある無気力、怠惰、不安です。Goodで満足するのではなく、Greatを目指して日々精進すべし。
ちなみにアルコールは1日3杯までとのことです。個人差があるとは思いますが、自分もこのところ平日はほとんど飲まなくなりました。飲んでから本を読むと即眠りにおちてしまうので。