Gung Ho!


Ken Blanchard and Sheldon Bowles

タイトルのGung-Hoは熱心に任務/仕事をするという意味で、閉鎖の危機に瀕した工場を従業員のやる気で蘇らせるというストーリーです。
舞台はアメリカのとある田舎町、長年にわたり町の雇用を支えてきた工場ですが、業績の悪化に歯止めがかからず閉鎖は時間の問題でした。そのような状況下、工場の中で一番業績の良い部門の現場リーダーであるインディアンAndy(通常ネイティブアメリカンが使用されますが、ストーリーのリアリティを保つため敢えてこの表現を使用)と、本社から異動してきた新任の工場長Peggyが生き残りをかけて工場を変えていきます。
その方法は、従業員の意識改革でした。インディアンであるAndyが自然から学んだ3つのステップは以下の通りです。
①リス:改善意識、目的の共有、仕事に価値を見出す
②ビーバー:範囲の明確化、情報の共有、挑戦的姿勢
③グース:心から讃える、ポリス→コーチとしてふるまう、ミッション×キャッシュ×称賛=熱意
実は上記の3つのステップ以外に、もう一つ工場を救うための秘策が出てきますが、こちらは読んでのお楽しみということで…(151ページ参照)。