Made to Stick(アイデアのちから)


Chip Heath & Dan Heath(チップ・ハース)
アイディアが印象に残るようにするにはどうすればいいか?について書かれた本です。
アイディアを印象付けるには、以下の6つを満たしている必要があります。
S: Simplicity アイディアの核となるものを明確に
U: Unexpectedness 関心を引くためのサプライズ
C: Concreteness 記憶しやすいように具体化
C: Credibility データさえあれば信用されるとは限らず、信じられる何かが必要
E: Emotions 感情に働きかける
S: Stories ストーリーは箇条書きのマニュアルより記憶に残りやすい
上記の6項目について、様々な実例を挙げながら説明しています。例えばサブウェイのサンドイッチだけを食べて50キロ以上ダイエットした大学生の話とか、某ファーストフードはミミズの肉を使っていると言う都市伝説からJohn F. Kennedyの人類を月に送る演説まで幅広いですが、多くは”A normal person with a normal job who made a difference.”、フツーの人がフツーの仕事の中でアイディアを実現して変化をもたらしたケースです。
パワーポイントで各種データをプレゼンをしただけでは情報をシェアしたに過ぎません。そこからもう一工夫必要となりますが、世の中を変えるのにJFKのようなカリスマ性が必ずしも必要ではなく、アイディアを周囲に印象付けることで実現することが出来ると説いています。