The Tipping Point


Malcolm Gladwell
モノ、アイデア感染症などがブレイクするかどうかの分岐点、それがTipping Pointです。
1987年の北米でのFAXの爆発的な普及、スケーターシューズAirwalkのブレイクから1980年代に起きたミクロネシアでの10代の連続自殺など様々な実例が存在しますが、Tipping Pointに至るには次の3つの条件が必要です。
1. Law of the Few (少数のコネクター、つまり顔の広い人物など)
2. Stickiness Factor (記憶に残るよう印象付ける)
3. Power of Context (広まりやすい環境づくり)
3つの例について、Law of the Fewについてはアメリカ独立戦争でPaul Revereが果たした役割、Stickiness Factorについてはセサミストリートの開発秘話、Power of Contextについては割れた窓ガラスの修理と地下鉄の無賃乗車取締りによってニューヨークの犯罪が激減した例を挙げています。
これらの条件が揃ったら、ブレイクするか否かはちょっとした工夫次第です。