Free to Choose


Milton Friedman and Rose Friedman
ノーベル賞受賞のエコノミストによる、アメリカ政府の肥大化と経済的自由度についての本。
初版から30年以上経過していますが、官僚組織の肥大化、教育制度の崩壊、許認可に代表される省庁の権益、国の借金など、今の日本の新聞を賑わすトピックスばかりです。
1970年代の終わり、当時の日本はまだまだアメリカを追いかけることで精一杯だったかも知れませんが、アメリカでは既にこのような問題が表面化していました。
その後日本はバブル期を迎えアメリカ全土の不動産を買って余るとまで言われる金融資産を手にしましたが、その後直面している問題は少子高齢化を除き30年前のアメリカと大差ありません。
この本のタイトルの通り、選択の自由はあります。日本はこれから何を選択するのでしょうか?