DRiVE


Daniel H. Pink
EN(http://bizbookrev.wordpress.com/2011/06/14/drive/)
Driveつまりモチベーションは人類の進化に伴い変化しており、アメと鞭は今の時代にそぐわないというお話。
人類のモチベーションは次の3つに大別されます。Motivation 1.0:生存、Motivation 2.0:報酬の追求、Motivation 3.0:自由・チャレンジ・自己実現といった内的なモチベーション
アメと鞭は工場での大量生産の管理には役立ったものの短期的な報酬に関心が向かいがちで、やがては自動車業界に見られたような労働者の意欲の低下に繋がります。
一方でLinuxWikipediaに見られるように、現在では無報酬でも惜しまず時間と労力を提供する人々の存在があります。
企業もマスプロ生産時代の名残であるアメと鞭から脱却し、Motivation 3.0を上手く取り入れたスタイルに変えていく必要があります。
日本でも成果主義が導入あるいは部分導入されて久しいですが、効果があるのか無いのかはっきりしないまま停滞感が漂っているように感じられます。原因の一つは古い時代のアメと鞭というシステムを継続しているからかも知れません。課題さえ達成すれば勤務時間/場所は一切問わずというROWE(results-only work environment)のようなスタイルが定着する日は来るのでしょうか?
余談ですがこの本は親切にもTwitter用のサマリーが付いています。Tweetする方は218ページの140字以内にまとめられたサマリーをそのまま使うことが出来ます。
日本語版は大前研一学長でした↓。